1995年結成。自身のレーベルよりファースト・アルバム『54 -71』('97)、アメリカのDEERHOOF、OX BOWとの3スプリット・アルバム、更にはフリー・シングルの配布などによって、ジワジワと注目を集める。00年にはLEE V CLEEFから『54-71』、COMPOZILAから『UNTITLED』を、01年にはLastrumより『reprise』をリリースした後、02 年にBMG JAPANより『enClorox』でメジャー・デビュー。STEVE ALBINI(SHELLAC)が運営するスタジオ【ELECTRICAL AUDIO】にて、同じくSHELLACのメンバーであるBOB WESTONをエンジニアに迎え製作。更に03年には同じくBOB WESTONエンジニアの下、JOHN McENTIRE(TORTOISE)のスタジオ【SOMA】にて製作されたメジャー第二弾『true men of non-doing』を発表。アメリカのpeleや、そして盟友DEERHOOFなどとのツアーも行ない圧倒的な支持を集める。そして04年に全曲新録音によるベスト・アルバム『ALL SONGS COMPOSED & PERFORMED BY 54-71』(some of us)を発表後にギターの高田憲明が脱退。佐藤がキーボードを担当し、インストゥルメンタル・バンドとして54-71は再スタート。シングル『untitled』(some of us)、NINE DAYS WONDERとのスプリットEPを発表する。 そして07年に現在のギタリストである高田拓哉が加入し、54-71は4ピース・バンドとして再び始動。08年に自身を中心とするレーベル、【contrarede】を設立し、「I'm not fine, thenk you.And you?」のリリースに至る。 そのサウンドからはヒップホップ、ジャズ、ロック、ソウル、ファンク、ミニマル、アヴァンギャルド〜フリーミュージック〜などなど、様々なエッセンスが伺えるが、54-71は単なる足し算や掛け算の「ミクスチャー」ではない。ジャンル云々の前にある「音楽」から純粋に生まれたリアルなオルタネイティヴな「音」、そして「存在」そのものだといえるだろう。