1940年生まれ。70年代から活躍するヴィブラフォン奏者で、チコ・ハミルトン、ハービー・マンの楽団で腕を磨き、フィリップ・ウー、エドウィン・バードソング、ハリー・ウィテカーなど才能あふれるスタッフとともに名盤を多数出した。自己のグループUbiquityを率い、ジャズ、ソウル、ファンクを融合したさくひんを数多くリリース。それらの作品が90年代以降のヒップホップ、レア・グルーヴ。アシッド・ジャズの盛り上がりとともに再評価された。またグールー(Gang Starr)のプロジェクトJazmatazzやケニー・ドープとルイ・ベガのNuyorican Soulへの参加を通じて、ロイ・エアーズに興味を持つようになったファンも多い。代表曲「Everybody Loves The Sunshine」、「Searching」、「Running Away」などなどのクラシック・チューンで若い音楽ファンからも絶大な人気を誇る一方で、フェラ・クティ(Fela Kuti)との「2000 Black」や「Coffy is a color」、「Evolution」といったアッパーな疾走感あふれるナンバーも人気は高く、ガラージ・クラシックとしてあげられることも多い。 2003年には未発表曲集「Virgin Ubiquity」、2004年には「Mahogany Vibe」をBBEレーベルからリリースしている。