ポストロック・シーンを語る時、マジで絶対に欠かせないのがこのpele。97年にウィスコンシン州ミルウォーキーにてJon MuellerとChris Rosenauを中心に結成し、初期にはex PROMISE RINGのScott Schoenbeckも在籍していたが、その後Matt Teneson (Paris, Texas)、Jon Minor が加入し、作品を重ねる毎にpeleはシーンの中心的存在へ。ジャジーでちょいアヴァン、そして刺激的なエレクトロ・エッセンス。同時に徹底したポップ・センスでリスナーのハートを鷲掴み。ちょっと小難しそうだったポストロック・シーンに朗らかな風穴を開けたのは紛れも無い事実。02年の初来日では 54-71とのツアー、そしてtoeとも共演。更にそのtoeからのリクエストもあって同時期に「pele // toe / split ep」をリリース。しかし03年末にpeleは解散を発表。04年1月に日本で行われた「PEAK WEEK TOUR 2004」にBATTLES、ENON等と共に参戦した後、渋谷O-nestにてラスト・ライヴを。peleが愛するここ日本で、大好きな日本のファンに包まれて、peleはその7年間の幕を降ろした。
pele解散後Jon MuellerとChris Rosenauはサイド・プロジェクトとして活動していたCOLLECTIONS OF COLONIES OF BEESを本格的に始動。peleの魂を受け継ぎながら、更に進化したサウンドを展開している。